トップ理科総合B 改訂版1部 地球の誕生と地球の姿>第1章 地球の姿とその変化>探究1 プレートの動き

探究1 プレートの動き

 

 

 

<指導目標>

(1) プレートが実際に動いていることを,ハワイ諸島を例に実感させる。

(2) プレートは動くが,動かない固定点があることを知らせる。

(3) プレートの移動速度,移動方向がわかることを理解させる。

 

<準備上の留意点>

(1) ハワイ諸島から天皇海山列を含む地図を準備する(教科書の図を利用)

(2) ハワイ諸島と天皇海山列の年代データ―を収集する(教科書の図中のデータを利用)

(3) 定規を用意する。ミリ単位で計測できるもの。

 

<方法の留意点>

(1) ハワイ島はホットスポットといわれる固定点で,海のプレートよりさらに下のマントルからマグマが供給されている。そのため海のプレートは動いていくがマグマの供給源は同じところにあるため,マグマの噴出が起きるごとに新しい火山島がプレートの上にでき,島の列となる。

ハワイ島から各島までの距離と各島の岩石の年齢を表に記入する。有効数字は2桁なので,3桁目を四捨五入して計算する。

 

形成年代(万年前)

距離(km)

ハワイ島

0

 

カウアイ島

510

 

ニホア島

720

 

ネッカー島

1030

 

レイサン島

1990

 

ミッドウェー島

2770

 

コラハン海山

3860

 

雄略海山

4340

 

 

(2) 距離の測定の際,ハワイ島から雄略海山までは同じ方向に連続しているため,ハワイ島からの直線距離で測定する。雄略海山から明治海山まで(距離a)は雄略海山から各海山までの直線距離(b)をハワイ島から雄略海島までの距離に加える。

 

形成年代(万年前)

a(km)

b(km)

光孝海山

4810

 

 

仁徳海山

5620

 

 

推古海山

6470

 

 

明治海山

7000

 

 

 

(3) できた表をもとにグラフ化する。

@ グラフの各点を最もよく通る近似直線を引く。この直線の傾きがプレートの速さになる。

A 次に雄略海山を境にハワイ島―雄略海山,雄略海山―明治海山の2つに分けてグラフを作る。

B ハワイ島―雄略海山と,雄略海山―明治海山では,直線の傾きが異なり,プレートの移動速度が変化したことがわかる。

 

<考察>

(3) 教科書の図の中にある火山島や海山で形成年代が不明なものでも,上記のグラフから,ハワイ島からの距離がわかればグラフの直線で形成年代を決めることができる。

(4) 太平洋の他の島列にも同様な現象が見られる(下図)

▲太平洋の島の列

(W.T.Morgan,1972年による)

 

<参考リンク>

●海上保安庁 

http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KOHO/kouhou/chichijima/chichi.htm

 


 

 

 

 








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