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B 元素

 

元素

教科書では,「単体や化合物を構成する基本的な成分」と述べているが,厳密には「原子番号によって区別される原子種」と定義される。学習の最初の段階であるので初めから厳密な定義を述べることができず曖昧な表現になっているが,同位体の学習が終わった段階で,もう一度見直して指導するのがよい。

 

炎色反応

 一般に,塩化物の様な揮発性化合物中の金属原子が,加熱で励起されて発する輝線スペクトルのうち,ある波長の光が特に強い為に生じる発色現象。定性分析の補助法として重要である。普通,白金線の先端に検体をつけて無色炎に入れて観察するが,検体が水溶液の場合は,ろ紙片に十分に浸して直接無色炎に入れても観察できる。

 花火の色は,炎色反応によるものである。花火の閃光は,マグネシウムまたはアルミニウムの燃焼による。現代の花火は酸化剤として塩素酸カリウム等能率のよいものを用いているので,燃焼温度が高く,炎色反応も非常に鮮やかだが,江戸時代の花火は酸化剤として硝石(硝酸カリウム)を用いており,燃焼温度が低く色はあまり鮮やかではなかったと想像される。

炎色反応のまとめ

元素

炎 色

青色コバルトガラスを
通して見た炎色

Li

赤 紫

 

Na

無 色

 

K

赤 紫

赤 紫

 

Ca

橙 赤

橙 緑

 

Sr

深 赤

 

Ba

()

青 緑

 

Cu

青 緑

淡 青

 

 

 

 








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