トップ新編生物I 改訂版>第3部 遺伝>第2章 遺伝子と染色体G だ腺染色体

G だ腺染色体

 

だ腺染色体

双翅類のだ腺(だ液腺)の間期核に見られる巨大な染色体で,この染色体の著しい特徴は,

(1)リボン状で幅5μm,長さ400μmに達し,普通の染色体の100150倍にあたる。

(2)だ腺染色体が形成されると,もはや核分裂は進行せず,それ以後は染色体の染色糸だけがつぎつぎ縦裂し,多糸性の染色体ができて幅を増す。このとき長さも増して巨大化する。

(3)全長にわたって好塩基性の横縞があり,そのようすは相同染色体どうしでは同一である。この縞の位置にDNAが分布している。

(4)相同染色体どうしが対合をして二価染色体となっている。

 このような特徴をもつ染色体は,多くの双翅類の食道・腸・マルピーギなどでも見られ,そのため巨大染色体または多糸性染色体とよぶほうがよいともいわれる。

 

 

 

 








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