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実験4〔観察〕 血球の観察
教科書p.130 所要時間30分
【指導目標】 (1) 体液の1つとしての血液の成分がどのようなものであるか,
実験を通して理解する。
(2) いろいろな脊つい動物の血球を比較してその特徴を知る。
【準備】 スライドガラス,カバーガラス,注射針,かみそり,メス,ピンセッ
ト,市販の血球プレパラート(ヒト・カエルなど)
【方法上の留意点】
<血液の準備> ○カエルの血液:アフリカツメガエルなどのカエルを軍手でつ
かみ,後の片足を引いて伸ばし,水かきのところの指に沿って走る血管に注射針を
刺す。カバーガラスの角で血液を掻き取る。
○ネズミの血液:教科書の図のように保定し,尾の背側に走る血管に注射針を刺
すか,かみそりで少し傷をつける。出てきた血液をカバーガラスの角につける。
○アジ・サバなどの血液:鮮魚商で新鮮な魚を入手。腹部を開き,頭部に近いと
ころに三角錐の形をした心臓を見つける。メスで切開し,内部の赤黒いどろっとし
たものをスライドガラスに塗抹する。
○ニワトリの血液:生きているニワトリの翼下動脈から採血するか,食肉店から
新鮮な心臓を入手,内部の赤黒いどろっとしたものをスライドガラスに塗抹する。
<血液塗抹> カバーガラスに血液をつけたら,スライドガラスに約30°の角度
で触れさせ,毛細管現象で,カバーガラスの辺に行き渡らせる。カバーガラスは,
滑らかな辺とぎざぎざの辺があることがある。爪を滑らせて滑らかな方を知り,使
う。教科書の図のように,一気に前方に引ききるように,血液を塗りつける(塗抹)。
直ちに,スライドガラスを激しく振り動かすことによって,乾かす。徐々に乾かす
と,血球周囲の血しょうの浸透圧が上がり,血球内から水が奪われて血球が変形する。
<染色> メタノール固定後,ギムザ染色。染まりが薄いときは,上から染めら
れる。
<検鏡> 高倍率にしないとわかりにくい。
【結果と考察】 (1) 赤血球と数種類の白血球および小さい血小板が観察される。
(2) ほ乳類の赤血球には,ふつう核がない。(ラクダとラマには例外的にある)。酸
素運搬のためにヘモグロビンを多く入れるように特殊化した赤血球である。
ほ乳類以外の脊つい動物の赤血球には核がある。
白血球には,好中球,好酸球,好塩基球,単球,リンパ球がある。核の形状,果
粒の有無を確認したい。ただし,好中球の果粒はわかりにくい。
(3) 教科書p.129の図9とともに見て(できればこの実験もするとよい),血液が,
たくさんの赤血球と少しの白血球・血小板,および液状成分としての血しょうからなる
ことを確認したい。
