トップ>新編生物I>第1部 生物体の構造と機能>第4章 生物体の構造>A 単細胞生物と多細胞生物
A 単細胞生物と多細胞生物
◆細胞群体から多細胞生物へ
単細胞が集合して,お互いが接着して生活をしている場合,細胞群体という。
緑藻のクラミドモナスは2本のべん毛をもった単細胞生物であるが,条件によっ
ては,分裂して生じた細胞が分離せずに群体をつくることがある。しかし,条件が
よくなると離れて単細胞生活をする。パンドリナは,クラミドモナスと似た細胞が
16個集まって群体をつくり,丸い球のような形で水中に浮遊する。
ボルボックスは,やはり2本のべん毛をもった細胞が数百個から数万個集まって
一つの球形の群体をつくっている。個の群体はパンドリナと違い,群体内の細胞に
分化が生じている。生殖細胞と,光合成をする栄養細胞である。まさに,多細胞生
物の原形である。
