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第5節 菌の分類

 

 

◆土壌微生物群集の特徴

土壌に供給される落葉落枝は,主に菌類や細菌類などの土壌微生物群集によって利用される。菌類や細菌類の現存量は100g/m2程度と推定されている。これは動物の現存量の総計よりもはるかに多い。温帯の場合,土壌微生物にとって利用しやすい落葉の重量は,一年で半分ほどに減少するが,落枝の分解はよりゆっくりとしている。落枝や倒木を利用する菌類には,シイタケやマイタケなどがある。

土壌中の菌類の一部には植物と共生し,菌根を形成するものがある。菌根は植物の根の延長として機能し,水やリンの根からの吸収を促進する。一方,植物は菌根に有機物を供給する。菌根は大本に多く見られ,マツタケはマツ類に菌根を形成する菌類である。菌根をつくる菌類は,共生する植物なしには生活することができない。菌根の量は土壌微生物現存量の10%程度と規定されている。

 

 

 

 








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